「ホワイトスペース公開実証実験」
を開催いたしました






九州地域ホワイトスペース利活用検討研究会の活動の一環として、九州工業大学、電気通信大学、(株)トヨタIT開発センターにおける共同研究と連携し、世界で初めて、実フィールド上において、ホワイトスペースを活用した移動体(車)間における通信実験を、下記のとおり、宮崎県美郷町において、公開実験として実施しました。


    


日 時  平成23年6月23日(木)14時00分~16時00分 
場 所  (1)集合場所並びに説明会場
    美郷町役場北郷支所図書館会議室
    [宮崎県臼杵郡美郷町北郷区宇納間401番地]
 (2)実験場所
    美郷町北郷区小原地区(集合場所より車で5分程度移動)
実施主体  「九州地域ホワイトスペース利活用検討研究会」公開実験チーム
 (社)九州テレコム振興センター(KIAI)
 国立大学法人 九州工業大学
 国立大学法人 電気通信大学
 (株)トヨタIT開発センター
協 力   美郷町、宮崎地域インターネット協議会(MAIS)


     
実験内容 (敬称略)
 開催挨拶
   九州地域ホワイトスペース利活用検討研究会 座長 

 国立大学法人 九州工業大学
 理事・副学長  尾家 祐二
 実験概要説明
   九州地域ホワイトスペース利活用検討研究会 事務局
 九州テレコム振興センター(KIAI)

 事務局長  広岡 淳二
(技術的内容の補足説明)

 株式会社 トヨタIT開発センター  研究開発部
 無線通信グループ シニアリサーチャー 
 
 博士  アルトゥンタシュ オヌル
 
 実験視察
送信車両
走行中の前方映像をホワイトスペースの
電波を利用して発信します。
受信車両
送信車両から発信される電波を受信し映像をモニタに映します。
優先利用車両
周波数を優先的に利用できる車両です。
前方:送信車両
後方:受信車両
駐車:優先利用車両 
優先利用車両とすれ違う送信車両
後方は受信車両
受信車両内でのモニタ表示 モニタ左側
受信した映像を表示します。
モニタ右側
受信しているホワイトスペースの電波の状態を表示します。
 
 今回の公開実験では、現在、放送用に割り当てられている周波数のうち、実験場所となる宮崎県美郷町(北郷区)において、実際に割り当てのない周波数の一部が利用され、移動中の車載カメラからの動画像を、ホワイトスペースを活用し、同じく移動中の他の車両へ送信する取り組みを行いました。
 実験の途中で優先利用者を模擬した電波を発信させることも行い、その都度利用可能な空きチャンネルを自動的に検出し、通信環境を保持させることで、車載カメラからの動画像を途切れることなく送信し続けることが確認できました。
  実験全体イメージ図


  
   

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