感染拡大を防ぐ九州広域防災情報サービスプラットフォームの実証実験を実施いたしました
~総務省「ICT経済・地域活性化基盤確立事業」(「ユビキタス特区」事業)~




 
 平成21年度総務省「ICT経済・地域活性化基盤確立事業」(「ユビキタス特区」事業)にて採択を受けた「感染拡大を防ぐ九州広域防災情報サービスプラットフォームの構築」における実証実験を、九州7県の自治体の協力を得て、平成22年2月10日(水)実施しました。
 これは、各県庁間をブロードバンドネットワーク(今回の実験ではJGN2plusを活用)で相互接続し、各県庁にハイビジョンテレビ会議システム並びにKIAIが提供している九州広域防災ポータルサイトを設置し、共通のGIS(電子地図)システムを利用しながら、災害現場からもたらされる位置情報や映像情報等、詳細なデータを、複数の関係組織間で臨場感あるコミュニケーションをとりつつ、リアルタイムに共有することで、県境を越えた広域災害等に対する初動対応を迅速かつ効率的に対処できる環境をシミュレーションするものです。
 実証実験では、防疫分野、防災分野における仮想シナリオのもと、各県に配置したKIAIスタッフによるデモンストレーション実験を行った後、参加いただいた各県担当者相互による意見交換を行い、実務担当者レベルからのシステム評価をしていただきました。
 KIAIでは、本実証実験の結果等も鑑み、引き続き九州広域における防災情報サービスプラットフォームのあり方についての調査研究を続けていく予定です。

 *「感染拡大を防ぐ九州広域防災情報サービスプラットフォームの構築」事業概要
 台風をはじめとした自然災害、並びに新型インフルエンザ、家畜伝染病等、発生時には広域的な対応
 が求められる様々な危機管理情報に関して、その伝達・共有化を迅速かつ効率的に実現させていくこと
 が可能な情報サービスプラットフォームの構築を検討していくもの
  [実施検討項目]
   ・広域災害、広域伝染病等に対応可能な汎用的GIS情報共有システムの開発、実証
   ・各県間でフレキシブルに対応可能なハイビジョン高精細テレビ会議システムの実証
   ・災害現場からのリアルタイム映像伝送並びに現場とのコミュニケーションシステムの実証
  [事業実施期間]
    平成21年10月1日~平成22年3月31日

1.実験日時
    平成22年2月10日(水)
       10時30分~11時30分 (防疫分野での実証実験)
       14時00分~15時00分 (防災分野での実証実験)
2.実験会場
    各県庁会議室等
 

【実証実験風景】
   福岡県庁
   佐賀県庁 
 
   長崎県庁
   熊本県庁
   大分県庁
   宮崎県庁
 
   鹿児島県庁



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