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〒860-0016 熊本県熊本市中央区山崎町66番7号
データ分析の基本プロセスと分析手法を演習形式で実践的に学ぶ
オープンデータ利活用に求められる様々な基礎知識を実践的に学ぶ
科学技術振興機構(JST)の電子ジャーナルに
KIAIのデータ分析研修事業が掲載されました
・アンケート調査は行ったが、大体、集計〜グラフ表示だけで終わっている例が多い
・平均値算出が分析手法の中心となり、データ間の関連性調査、過去データに基づく将来予測等までには至っていない
・何らかの事業活動(営業促進、普及啓発等)を実施したが、その前後のデータに関し、統計的な観点から検証をしていない例が多い
・オープンデータの効果的な導入方法が良くわからない、またオープンデータを上手く活用してくための取り組み等が良くわからない。
現在、スマートフォン、SNSの浸透等をはじめ、従来にも増して多種多様なデータが日々創出されてきており、これからは、一部の専門家だけではなく、あらゆる組織の現場レベルにおいても、このようなデータを上手く分析し、有効活用していくことがより一層求められてきます。
また、今後進展していくであろう官民相互のオープンデータ化の取り組みは、こういった多様なデータ分析の世界をさらに幅広く推進していくものになると思われます。
しかしながら、このようなデータ分析〜データ利活用に関し、総合的に学べる機会が地域ではまだまだ数少ないと思われます。よって、KIAIでは、数年前からデータ分析初心者の方でもわかりやすく参加できるような内容での研修事業を展開してきましたが、このたび、オープンデータ利活用分野も含め、改めて総合的観点からの研修事業を再構築させていただきました。
データ分析に関する基本的スキルは、かつてのPC操作スキルと同様、これからは様々な組織部門の方々において求められる共通基盤的な知識になりつつあると考えます。
従来より一歩踏み込んだデータ分析を可能とするスキルを身に付け、ビッグデータ/オープンデータ時代に対応した新たな事業運営に向け、是非、本研修事業を幅広く、かつ継続的な取り組みとしてご検討していただければ幸いです。
※なお、本研修にて行うデータ分析研修事業は、主に自治体職員、企業における営業、総務、企画部門の職員等といった非技術系の方で、かつデータ分析等に関し、未経験者、初心者の方を対象としている内容となっております。(情報通信技術者、データ分析エンジニア等、分析業務に精通されている方を対象とした研修事業にはなっておりません)
※また、研修受講に際し、特段高度な予備知識は不要で、中学校レベルの数学知識とExcelで四則演習(足し算/掛け算/引き算/割り算)できる方であれば大丈夫です。
本研修事業は
「データ分析研修事業」
「オープンデータ利活用実践研修事業」
から構成されます。(ご希望に応じて、どちらかの研修事業、あるいは両方の研修事業をご提供いたします。)
データ分析研修事業
基本研修コースと、基本研修コース受講後の追加研修コースから構成されます。
※なお、本研修における演習では、研修終了後、すぐに実業務で応用できるよう、分析ツールは全てExcelを用いることを基本としています。
(1)基本研修コース:2コマ[午後半日+終日:1.5日実施]を想定
項目 | 内容 | 形態 | 予定時間 |
基本事項研修1 | ・データ分析の目的 ・データ分析の基本的スキーム |
座学+演習 | 90分 |
分析演習 | ・データの全体像を理解する [標準偏差、基準化、基本統計量、ヒストグラム] |
個人演習 | 100分 |
・データ間の関係性を見つける [相関係数、回帰係数] |
30分 | ||
・過去データから目的とするデータをシミュレーションする [回帰分析、数量化理論、線形判別分析] |
180分 | ||
・平均値の違いの意味を理解する [平均値検定] |
30分 | ||
・アンケート結果から現在の強み弱みを明確化する [ポートフォリオ分析] |
30分 | ||
総合演習 | オープンデータ等を基に作成した演習課題に対し、習得したデータ分析手法も活用しながら企画案を検討していく | グループ演習 | 150分 |
基本事項研修2 | ・データ分析に着手する前の注意点等 | 座学 | 30分 |
(2)追加研修コース[基本研修を受講した方を対象に、追加ニーズに応じ実施]
内容 | 形態 | 予定時間 |
■効果的なアンケート調査票設計演習 アンケート調査が単なる棒グラフ、円グラフだけの分析結果にとどまらない効果的な内容となるよう、課題抽出〜課題具体化作業と連動させたアンケート調査票作成方法を演習する |
個人演習 | 200分 |
■コンジョイント分析演習 新サービス(新商品)創出検討に際し、どのような構成要素を組み合わせると最もニーズを反映させることができるのか、アンケート調査票の作成〜アンケート結果分析までを総合的に演習する |
個人演習 | 60分 |
■一対比較法アンケート調査結果分析演習 潜在ニーズをより掘り起しやすい一対比較法(AかBどちらが重要か)により実施されたアンケート調査結果を基に、調査結果全体の優先順位を明確に算出していく分析手法を演習する |
個人演習 | 25分 |
■クロス集計値の違いの意味を理解する アンケート調査結果分析でよく用いられるクロス集計値において、カテゴリー別の違いが生じた際の有意性を知る分析手法を演習する |
個人演習 | 25分 |
■一定条件下での目的地の最大化、最小化算出(線形計画法) Excelのソルバー機能を活用し、最適な数値計画(最適人員配置、最適生産、最適配分等)の算出方法を演習する |
個人演習 | 45分 |
■ABC分析演習 組織運営上の各種指標の累積割合により経営指標のプライオリティ化を図る際に用いられるABC分析を演習する |
個人演習 | 30分 |
■アソシエーション分析演習 データマイニングの世界でも良く用いられる「定性的」なデータ間の関係性を導き出すアソシエーション分析の基本的演習を行う |
個人演習 | 45分 |
■データ分析全体フレームワーク演習 KJ法、連関図等による問題探究演習の他、データ分析実施時に心掛けて欲しい観点等を学ぶ(一部基本研修と重複する部分も有り) |
座学+演習 | 30分 |
■業務関連課題データ分析演習 ご要望に応じ、受講対象組織の業務課題に即した演習課題(研修分析用データ)を別途作成し、実業務に関連させた内容でのデータ分析演習を行う。(*KIAIへの演習データ作成依頼業務が発生します) |
グループ演習 | 120分 |
追加研修メニューの選択、並びに具体的コマ数設定等はご要望に即して調整させていただきます。
※データ分析研修事業は、1回の受講者数を5名以上15名以内、という範囲で行うことを基本とさせていただきます。基本的に受講者様の現地に出向いて研修を行います。
また、PCも基本的にKIAIで準備します。(もちろん持参されても構いません。)
(研修事業実施最低人数:5名、研修1回の最大受講者人数:15名)
※予定時間は、あくまでもスムーズに研修が進んでいくという想定のもとでの目安時間ですので、実際の設定時間は実情等を確認しながら改めて調整させていただきます。
オープンデータ利活用実践研修事業
3つの研修コースと1つの業務支援プログラムを有しています。
(1)(自治体向け)オープンデータ基礎研修コース
内容 | 形態 | 予定時間 |
オープンデータの具体的利活用に向けて必要となる基本的ポイント等について事例を踏まえてわかりやすく解説 | 座学 質疑応答 |
120分 |
(2)RESAS(地域経済分析システム)基礎研修コース
内容 | 形態 | 予定時間 |
@RESASの概要絵説明 | 座学 | 30分 |
AREASAの活用演習1(人口マップ) | 個人演習 | 60分 |
BRESASの活用演習2(産業マップ) | 個人演習 | 60分 |
CRESASの活用演習3(観光マップ) | 個人演習 | 60分 |
DRESASの活用簡易試験 | 個人演習 | 60分 |
(3)RESASを活用した地方創生にかかるアイデア立案研修コース
内容 | 形態 | 予定時間 |
@データ利活用動向とRESAS活用の事例紹介 | 座学 | 30分 |
AREASA活用演習1(人口マップ 産業マップ) | 個人演習 | 60分 |
B地域課題の設定 | グループ演習 | 60分 |
C地域課題解決の方向性整理 | グループ演習 | 60分 |
D発表、全体討議、総括 | グループ演習 | 60分 |
※(1)〜(3)ともにKIAIとしてのひとつのモデル案です。具体的実施内容、実施時間等については受講者サイドとの事前協議のうえで改めて確定させていただくことを基本としております。
(4)(個別自治体向け)オープンデータ取組支援プログラム
内容 | 備考 | |
@推進のための課題及び対策の整理 | 内容については、自治体のオープンデータ化進捗状況や環境等により変わります。 | |
A推進計画の策定支援 | ||
B庁内職員向け説明会(研修会)の開催支援 | ||
Cデータ収集から公開までの作業支援 | ||
D地域企業やNPO等によるデータ活用推進に関する支援 |
(4)は自治体における実際のオープンデータ導入業務支援を行いながら、現場レベルでの自治体各担当者様のスキルアップを図っていくOJT的な内容のものとなります。
データ分析研修事業+オープンデータ利活用実践研修事業
データ分析研修事業とオープンデータ利活用実践研修事業を組み合わせた総合的な研修事業のご提供も可能です。受講者の実情に併せ、最適な研修モデルをご提案させていただきます。KIAIならではのこの総合的研修事業のご活用も是非ご検討ください。
現在、本研修事業における定額的な費用設定は、データ分析研修事業における、下記の基本研修コースに関してのみ行っております。
研修内容 | 金額 | 備考 |
データ分析研修事業 基本研修コース 全8時間 (4時間×2回) 参加者数要件 5名/回〜15名/回 |
15,000円/人(税別) ※KIAI非会員の場合 25,000円/人(税別) |
・基本的に受講先に出向いて実施します。 ・会場代をKIAIで負担する必要がある場合は別途請求します。 ・現地までの交通費を請求します。 ・PCはKIAIで準備します。なお、5名を超える場合は、追加部分に関わるPC送料を別途請求します。 |
データ分析研修事業追加研修コースの選択、また業態に応じた教材のカスタマイズ、研修スケジュールのアレンジ等が関係してくる際は、上記の金額を基本にし、改めて別途調整させていただきます。
オープンデータ利活用実践研修事業に関しては受講者サイドの様々な異なる実情等を勘案し、事前の調査、双方でのお打合せ等を基に想定される研修規模、内容等を確定した後、使用教材等も含め、改めて別途調整させていただきます。
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